ARM搭載PC

DellのARMプロセッサ搭載Windowsパソコン

こんにちは! くまたんです。
早速ですがDellから発売されているARMプロセッサ搭載のWindowsパソコンを紹介します。

Dellから発売されているARMプロセッサ搭載Windows11パソコンは以下の5機種となります。

プレミアムなXPSシリーズ、消費者向けの Inspilon 、ビジネス向けの Latitude と3つのシリーズから構成されています。Dellのパソコンも他のメーカーと同様に CPU・メインメモリ容量・ストレージ容量・ディスプレイなどのパーツを選択あるいはカスタマイズすることが可能なモデルが多いのが特徴です。とにかくハイスペックがいい!という方にとって見逃せないのがメインメモリ64GBとストレージ2TBの組み合わせは他のメーカーも含めて XPS 13 のみ!という点です。メモリとストレージに妥協したくない人は注目です。

それではモデルごとに詳しく説明します。

XPS 13

XPSシリーズはDellの中でもスタイリッシュでハイスペックなPCとして知られているシリーズです。そのハイスペックぶりは Snapdragon XシリーズCPUを搭載したこの XPS 13 でも健在で、メインメモリやストレージは他のメーカーと比較しても最大容量を選択することが可能です。値段はともかくメモリとストレージは妥協しない!という人にはぜひ検討してほしいモデルです。

Snapdragon を搭載した現行機種である XPS 13 は以下のような特徴があります。

  • メインメモリ容量とストレージ容量は他のメーカーと比較しても最大の容量を選択可能
  • ディスプレイはLCDとOLEDから選択可能
  • 本体カラーやキーボードなどカスタマイズの選択肢が多い
  • 本体が小型・軽量で持ち運びしやすく、シームレスなタッチパッドなど外観がスタイリッシュ
  • プリインストールOSは Windows 11 Home か Windows 11 Pro のどちらかを選べる(ARM版)

カスタマイズ部分を除いた共通部分の仕様は以下のようになります。

全てのモデルに共通している点

  • CPU :Snapdragon X Elite X1E-80-100 (12コア)
  • GPU:Adreno
  • NPU:Hexagon (45TOPS)
  • カメラ:1080p FHD
  • 無線接続:Wi-Fi 7 (802.11be) , Bluetooth 5.4
  • 外部接続:USB Type-C x 2 (USB3.2) , マイク・ヘッドフォンコンボジャック ※USB Tyoe-Aは非搭載
  • サイズ:295.30 x 199.10 x 15.3mm(LCDモデル) / 295.30 x 199.10 x 14.8mm(OLEDモデル)
  • 重量:1.19kg(LCDモデル) / 1.17kg(OLEDモデル)
  • バッテリー駆動時間:最長27時間

カスタマイズ可能な箇所は以下のようになります。

カスタマイズ可能な箇所

  • メインメモリ:16GB / 32GB / 64GB
  • ストレージ:512GB / 1TB / 2TB
  • ディスプレイ:13.4インチ LCD (1920 x 1200, 169DPI, 16 : 10) タッチ非対応 / 13.4インチ LCD (2560 x 1600, 225DPI, 16 : 10) タッチ対応 / 13.4インチ OLED (2880 x 1800, 254DPI, 16 : 10) タッチ対応
  • キーボード:日本語キーボード / 英語キーボード
  • 本体カラー:プラチナ / グラファイト
  • プリインストールOS:Windows 11 Home / Windows 11 Pro
  • ソフトウェア:Officeなし / Office Home & Business 2024
くまたん
くまたん

CPUも X Elite X1E-80-100 やし、とにかくハイスペックなマシンが欲しい人はこのマシン!本体カラーが選べるなどカスタマイズの幅が広いのは素直に嬉しいやんな!

Inspilon 14 Plus

Inspilon シリーズはXPSシリーズと並んでDellの消費者向けパソコンとして長い歴史を持つシリーズです。Inspilon シリーズにはLaptopとDesktopがあり、Laptopの方は1997年に初代モデルが発売されています。当初からカスタマイズ性が高く自分好みのスペックが選べるところが大きな魅力です。さらにInspilonには「Plus」がついたモデルが存在しており、ノーマルのInspilonよりハイスペックなパソコンとして区別されています。

Snapdragon を搭載した現行機種である Inspilon 14 Plus は以下のような特徴があります。

  • 1TBのストレージ容量が選択可能
  • ディスプレイの解像度がやや高め(216DPI)
  • マイクロSDカードリーダー、指紋認証リーダーを内蔵している

カスタマイズ部分を除いた共通部分の仕様は以下のようになります。

全てのモデルに共通している点

  • GPU:Qualcomm Adreno GPU
  • NPU:Qualcomm Hexagon (45TOPS)
  • メインメモリ:16GB
  • ディスプレイ:14インチ LCD (2560 x 1600, 216DPI, 16 : 10) ※タッチ非対応
  • キーボード:日本語キーボード
  • カメラ:1080p FHD
  • 無線接続:Wi-Fi 7 (802.11be) , Bluetooth 5.4
  • 外部接続:USB Type-C x 2 (USB4) , USB Type-A x 1 (USB3.2) , マイク・ヘッドフォンコンボジャック
  • サイズ:314 x 223.75 x 16.90mm
  • 重量:1.46kg
  • バッテリー駆動時間:最大21時間

カスタマイズ可能な箇所は以下のようになります。

カスタマイズ可能な箇所

  • CPU:Snapdragon X Plus X1P-64-100 (10コア) / Snapdragon X Elite X1E-80-100 (12コア)
  • ストレージ:512GB / 1TB ※CPUが X Plus X1P-64-100 の場合は512GB、 X Elite X1E-80-100 の場合は1TBに固定されます
  • プリインストールOS:Windows 11 Home / Windows 11 Pro
  • ソフトウェア:Officeなし / Office Home & Business 2024
くまたん
くまたん

メインメモリが16GB固定というのがちと残念やけど、実売価格が安めなのでコスパで選びたい人は要注目なパソコンやね。

Inspilon 14

こちらは「Plus」がつかないノーマルの Inspilon です。スペック的には Plus よりもやや劣りますがその分更に安く買うことができるので、ハイスペックが必要でない方には非常にコスパの高いパソコンになるのではと思います。

Snapdragon を搭載した現行機種である Inspilon 14 は以下のような特徴があります。

  • コストパフォーマンスに優れている
  • マイクロSDカードリーダーを搭載している

カスタマイズ部分を除いた共通部分の仕様は以下のようになります。

全てのモデルに共通している点

  • GPU:Qualcomm Adreno GPU
  • NPU:Qualcomm Hexagon (45TOPS)
  • メインメモリ:16GB
  • ディスプレイ:14インチ LCD (1920 x 1200, 162DPI, 16 : 10) ※タッチ非対応
  • ストレージ:512GB
  • カメラ:1080p FHD
  • キーボード:日本語キーボード
  • 無線接続:Wi-Fi 7 (802.11be) , Bluetooth 5.4
  • 外部接続:USB Type-C x 2 (USB4) , USB Type-A x 1 (USB3.2) , マイク・ヘッドフォンコンボジャック
  • サイズ:314 x 223.75 x 17.90mm
  • 重量:1.53kg
  • バッテリー駆動時間:最大28時間

カスタマイズ可能な箇所は以下のようになります。

カスタマイズ可能な箇所

  • CPU:Snapdragon X Plus X1P-42-100 (8コア) / Snapdragon X Plus X1P-64-100 (10コア)
  • プリインストールOS:Windows 11 Home / Windows 11 Pro
  • ソフトウェア:Officeなし / Office Home & Business 2024
くまたん
くまたん

CPUしかカスタマイズできず、それも X Plusシリーズのみ。選択肢が少ない分値段は安め。パーツにそれほど拘りがないならこういうモデルを選ぶのもアリやで。

Latitude 7455

メーカー公式サイト

Latitude シリーズはDellの法人向けパソコンとして長い歴史があります。最初のモデルが発売されたのがなんと1994年!30年以上も続いているDellの主力パソコンと言っていいでしょう。Latitude シリーズは現在コスパが高い3000シリーズ、標準的な構成の5000シリーズ、ハイスペックな7000シリーズと細分化されています。そのうち snapdragon XシリーズCPUを搭載しているのは Latitude 5455 と Latitude 7455 の2シリーズです。

Snapdragon を搭載した現行機種である Latitude 7455 は以下のような特徴があります。

  • CPU・メインメモリ容量・ストレージ容量・OS・キーボードなど幅広くカスタマイズ可能
  • マイクロSDカードリーダーを搭載している

カスタマイズ部分を除いた共通部分の仕様は以下のようになります。

全てのモデルに共通している点

  • GPU:Qualcomm Adreno GPU
  • NPU:Qualcomm Hexagon (45TOPS)
  • ディスプレイ:14インチ LCD (2560 x 1600, 216DPI, 16 : 10) タッチ対応
  • カメラ:1080p FHD
  • 無線接続:Wi-Fi 7 (802.11be) , Bluetooth 5.4
  • 外部接続:USB Type-C x 2 (USB4) , USB Type-A x 1 (USB3.2) , マイク・ヘッドフォンコンボジャック
  • サイズ:約313.6 x 219.4 x 16.9mm
  • 重量:約1.24kg
  • バッテリー駆動時間:最大22時間

カスタマイズ可能な箇所は以下のようになります。

カスタマイズ可能な箇所

  • CPU:Snapdragon X Plus X1P-64-100 (10コア) / Snapdragon X Elite X1E-80-100 (12コア)
  • メインメモリ:16GB / 32GB ※CPUが X Plus X1P-64-100 の場合は16GBに固定されます
  • ストレージ:512GB / 1TB
  • キーボード:日本語キーボード / 英語キーボード
  • 指紋認証リーダー:なし / あり
  • プリインストールOS:Windows 11 Pro / Windows 11 Home
  • ソフトウェア:Officeなし / Office Home & Business 2024
くまたん
くまたん

実はこのモデル、Inspilon 14 Plus と同じ筐体っぽい。解像度が高めのディスプレイは情報量が多いから仕事でバリバリ使う人にはありがたいわな。

Latitude 5455

メーカー公式サイト

Latitude 7455 と同じ法人向けパソコンで、7455よりやや控えめなスペックですがその分コスパに優れる機種です。

現行機種である Latitude 5455 は以下のような特徴があります。

  • コストパフォーマンスに優れている
  • マイクロSDカードリーダーを搭載している
  • CPU・ストレージ容量・キーボード・OSなどカスタマイズ可能

カスタマイズ部分を除いた共通部分の仕様は以下のようになります。

全てのモデルに共通している点

  • GPU:Qualcomm Adreno GPU
  • NPU:Qualcomm Hexagon (45TOPS)
  • メインメモリ:16GB
  • ディスプレイ:14インチ LCD (1920 x 1200, 162DPI, 16 : 10) ※タッチ非対応
  • カメラ:1080p FHD
  • 無線接続:Wi-Fi 7 (802.11be) , Bluetooth 5.3
  • 外部接続:USB Type-C x 2 (USB4) , USB Type-A x 1 (USB3.2) , マイク・ヘッドフォンコンボジャック
  • サイズ:314 x 223.75 x 17.90mm
  • 重量:1.53kg
  • バッテリー駆動時間:最大27時間

カスタマイズ可能な箇所は以下のようになります。

カスタマイズ可能な箇所

  • CPU:Snapdragon X Plus X1P-42-100 (8コア) / Snapdragon X Plus X1P-64-100 (10コア)
  • ストレージ:512GB / 1TB
  • キーボード:日本語キーボード / 英語キーボード
  • 指紋認証リーダー:なし / あり
  • プリインストールOS:Windows 11 Home / Windows 11 Pro
  • ソフトウェア:Officeなし / Office Home & Business 2024
くまたん
くまたん

このモデルも Inspilon 14 と同じ筐体っぽい。こちらも X Plusシリーズからしか選べないし、メインメモリは16GB固定なんだが、ストレージやキーボードが選べるのは嬉しいよな!

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